Mopsドイツ生活

世界遺産ランメルスベルク鉱山の坑道ツアー

ゴスラーの旧市街を見た後は町の郊外にあるランメルスベルク鉱山へ向かいます。

旧市街と同じくこちらも世界遺産。ゴスラーの歴史はこの鉱山なしには語れないというほど、密接な関係のある場所です。

この鉱山で坑道を見学するツアーに参加してきました。

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ゴスラーを繁栄に導いたランメルスベルク鉱山

ランメルスベルク鉱山で採掘が始まったのはローマ時代といわれていて、その歴史はなんと1000年以上

ここから採れる銀で貨幣が作られたことから、麓の町ゴスラーでは神聖ローマ皇帝の居城が作られたり、帝国の会議が開かれたりと帝国にとって重要な町となっていきます。

銀をはじめ銅、鉛、錫、金が採掘されましたが、金はほんの少ししか採れなかったそう。豊富な資源を産出してゴスラーを潤したランメルスベルク鉱山ですが、やがて鉱脈が枯渇して1988年に閉山されます。

1988といったら私が生まれた年!1000年以上も前からつい30年ほど前まで採掘が行われていたのだから驚きです。

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テーマの異なるツアーは4種類

ランメルスベルク鉱山では4種類のツアーが用意されていて、そのうち鉱山内部を見学するのは2つあります。

1つ目は鉱山内を徒歩でまわり、中世の坑道を見学するという物(所要時間:1時間15分)。

もう1つはトロッコに乗って坑道内500mの場所まで進み、20世紀の採掘の様子を見学する物(所要時間:1時間)。

坑道に入らないツアーでは、鉱物を運ぶために使われていた斜めのエレベーターで鉱山を100m登るもの(所要時間:20分)や、鉱物加工について学べるツアー(所要時間:2時間)があります。

英語ツアーも有り。時間が合えばツアー同士を組み合わせる事もできるので、チケット購入の際に聞いてみると良いです。

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トロッコに乗って鉱山の中へ

私達が参加したのは、20世紀の坑道を見学するツアー。

実は前回1人で来た時も同じツアーに参加したのでもう1つの中世の方に参加したかったのですが、今回初めて来た彼がトロッコに乗りたいという事で再び同じツアーに参加しました(長い道のりを運転してもらったので、ここは譲ってあげなければということで・・・)。

ツアーの集合場所は大きなホール。黄色いヘルメットをかぶってツアーが始まるのを待ちます。

天井には作業着が吊り下げられています。

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天井から吊り下げるのには、「場所の節約」と「天井にある暑い空気で作業着が早く乾く」という2つの理由があったそう。

それにしてもすごい数で、これだけでも迫力があります。こんなに沢山の人が働いているんだもの、天井を有効活用しないと場所がなくて大変そう。

係の人の説明が終わったら、いよいよトロッコに乗って坑道の中へ

こちらが私達を山の中500メートルの地点まで運んでくれるトロッコです。窓も電気も無くて、移動中は真っ暗!怖がりの人は1人で乗ってはいけません。

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そして結構揺れます。くれぐれもヘルメットを外さないように。

ここから鉱山のなかに入っていきます。

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20世紀の坑道内の様子とは

坑道の中は空気がひんやりしていて肌寒いです。足元にはあちこちに水たまり。上からも水がポタポタ落ちてくる場所があるので、カメラを持っている人は要注意。

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当時は、坑道に入ってからまず行うのが朝食でした。ここは炭鉱ではなかったので、喫煙もOKだったのです。

鉱物に触れるので、食事前の手洗いは絶対。黄色い看板には「Vor dem Essen Hände waschen (食事前には手洗い) 」との注意書きも。

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当時使われていた機械も係の人が実際に動かしてくれます。

こちらは壁に穴を空ける機械。ドリルの先から水が出るようになっていて、粉塵が舞う量を抑えることが出来るようになっています。それ以前は粉塵が沢山舞う中で作業をしていたため、肺の病気にかかる人が多かったみたいです。

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この機械がまあうるさいんです!

ドリルで穴を空けたら火薬を詰めて爆破する訳ですが、この爆破作業を取り仕切る専門の人がいて、彼が爆破の日程などを全部決めていたのだそう。

爆破予定の場所には、こんな風にして日程を記した看板が掛けられていました。

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他にも鉱物を運ぶトロッコや作業室を見学してツアーは終了。来た時と同じトロッコで鉱山の外へ出ます。

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ミュージアムの見学

ツアーの後はミュージアムの見学をします。ここは自由に見学OK。

建物の前にオレンジの看板がある所がミュージアムです。

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実際に使用されていた機械やトロッコがここにも展示されています。鉱山の中では暗くてあまりよく見えなかったものも、ここでは細かいところまでじっくり観察できます。

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ほかの棟ではここで採れた銀で作られた貨幣や像などの展示もありました。ゴスラーの町の中には、ここで産出された資源を使って作られた像が沢山あるみたいで、それらも写真で紹介されています。

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基本情報

営業時間、料金

夏(3月16日~10月31日)は9時~18時。それ以外は9時~17時。一番最初のツアー開始時刻は、中世の坑道を回るものは10時、20世紀の坑道は10時半となっています。

料金は博物館のみが9ユーロ、博物館と1つのツアーで16ユーロ、さらにもう1つツアーに参加する場合は21ユーロです。

ランメルスベルク鉱山へのアクセス

バスで向かう場合は、ゴスラー駅前のバス停から803番のバス(Bergbaumuseum方面行き)に乗ります。降りるバス停は終点の「Bergbaumuseum」。バスは30分毎に出ていて、鉱山までの所要時間は25分です。

車の場合は専用の駐車場があります。

 

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ランメルスベルク鉱山を見学後は北ドイツで一番高い山ブロッケンの頂上までハイキングをする予定でしたが、天気予報によると山はあいにくの雨。

なので予定を変更してクヴェトリンブルクという町へ向かいます。こちらの町も世界遺産!木組みの家が並ぶ可愛い町です。